iPhone同士なら無料で何時間でも通話できるという素晴らしいアプリ。しかもWiFi環境に限らず3GS環境でも通話が出来てしまうというVoIPアプリ。『Viber(バイバー)』というアプリで、両者がこのアプリを導入していれば無料で通話が出来る。
アプリは無料でダウンロードすることが可能で、登録も簡単。起動すると電話番号入力画面になるので、自分の電話番号を入力しよう。しばらくするとSMSでコードが届く、それを入力すれば完了。この時点で電話番号を入力しても先に進めないという方は、最初の「0」を消してみてほしい。
コード入力後に再度『Viber』を起動するとアドレス帳画面のようなものが出てくる。これは通常の電話機能に非常に似ている。そこから通常の通話も可能なのだが、相手が既に『Viber』ユーザーの場合は紫色の文字で「Viber」と表示される。このユーザーは無料通話対象となることを示している。また『Viber』ユーザーだけを表示することも可能なので、非常に便利。
さらに『Viber』は通常の電話の受信の様に、アプリを起動していなくてもコールが来たら勝手に起動してくれる。常にタスクに残して置く必要もない。
現在『iPhone』には『Skype』があるが、Skypeの音声通話は3G回線では使うことができず、WiFiのみとなっている。しかし『Viber』は3G、WiFi問わず使うことが可能。
さらに『iPhone』だけでなく、『Android』版も作られており、『iPhone』と『Android』ユーザーでも無料通話が出来るようになる予定。
多少音声が不安定な時があるが、『iPhone』ユーザーは今すぐ導入したい必須アプリ。
2010年12月19日日曜日
2010年12月14日火曜日
SBI グループ会社、インターネットを主にした国際送金サービスを開始
SBI ホールディングスは2010年11月13日、子会社である SBI レミットが国際送金サービスを開始した、と発表した。
SBI レミットでは、ンターネットを主要チャネルとする国際送金サービス事業の運営準備を進めてきたが、12月7日付けで資金移動業者として登録された。
SBI レミットの国際送金サービスは、Web サイトで会員登録(無料)を行い、Web サイトや国内提携銀行、ゆうちょ銀行、コンビニエンスストアで送金の手続きをするもの。
米国の国際送金サービス会社 MoneyGram International と提携、手続き完了後、最短10分程度で MoneyGram の世界約200の国と地域にある約20万拠点の取扱店で送金されたものを受け取ることができる。
また、海外の MoneyGram 取扱店から日本への送金は、SBI レミットで会員登録および出金銀行口座登録をすれば、受け取ることができる。
送金受取人が同じ場合、「フリコミ送金」登録をすると、以降、口座に入金するごとに、会員サイトでの手続きなしで送金できる。口座に入金ののち、送金受取人と送金額を Web サイトで指定することもできる。
送金受取人が同じ場合、「ゆうちょ振替払込みカード送金」登録をすると、SBI レミットからカードが届くので、そのカードでゆうちょ銀行の ATM や窓口で入金手続きをし、Web サイトでの手続きなしで送金できる。
コンビニからの送金も2011年1月中旬にサービスを開始する予定。
送金手数料は、3万円まで、中国、香港、マカオ、台湾、韓国、ブラジル、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、 マレーシア、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、カナダ向けの場合、880円。
対応言語は、日本語、英語、中国語、タガログ語で、他言語も順次拡充する予定。
日本における2009年末時点での外国人登録者数は約218万人と、10年前から40.5%増加、また、日本人の海外赴任機会が増加傾向にあることなどから、日本の国際送金サービス需要は1兆円規模と推定されている。
SBI レミットでは、ンターネットを主要チャネルとする国際送金サービス事業の運営準備を進めてきたが、12月7日付けで資金移動業者として登録された。
SBI レミットの国際送金サービスは、Web サイトで会員登録(無料)を行い、Web サイトや国内提携銀行、ゆうちょ銀行、コンビニエンスストアで送金の手続きをするもの。
米国の国際送金サービス会社 MoneyGram International と提携、手続き完了後、最短10分程度で MoneyGram の世界約200の国と地域にある約20万拠点の取扱店で送金されたものを受け取ることができる。
また、海外の MoneyGram 取扱店から日本への送金は、SBI レミットで会員登録および出金銀行口座登録をすれば、受け取ることができる。
送金受取人が同じ場合、「フリコミ送金」登録をすると、以降、口座に入金するごとに、会員サイトでの手続きなしで送金できる。口座に入金ののち、送金受取人と送金額を Web サイトで指定することもできる。
送金受取人が同じ場合、「ゆうちょ振替払込みカード送金」登録をすると、SBI レミットからカードが届くので、そのカードでゆうちょ銀行の ATM や窓口で入金手続きをし、Web サイトでの手続きなしで送金できる。
コンビニからの送金も2011年1月中旬にサービスを開始する予定。
送金手数料は、3万円まで、中国、香港、マカオ、台湾、韓国、ブラジル、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、 マレーシア、インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、カナダ向けの場合、880円。
対応言語は、日本語、英語、中国語、タガログ語で、他言語も順次拡充する予定。
日本における2009年末時点での外国人登録者数は約218万人と、10年前から40.5%増加、また、日本人の海外赴任機会が増加傾向にあることなどから、日本の国際送金サービス需要は1兆円規模と推定されている。
2010年7月22日木曜日
WiMAX対応無線LANルータ「AtermWM3300R」使いこなしガイド
モバイルWiMAXや3Gデータ通信など、定額で利用できるモバイルデータ通信サービスがじわじわと浸透しつつある2010年、現在所持する無線LAN対応デバイスを簡単に「ワイヤレスインターネット対応」にできる小型の無線LANルータ機器にも注目が集まっている。
NECアクセステクニカの「AtermWM3300R」(以下、WM3300R)も、そのトレンドの1台だ。WAN側は受信最大40MbpsのモバイルWiMAXに対応しており、モバイル環境においても家庭向け光ファイバーやADSL回線に匹敵する通信速度をワイヤレス環境で実現する製品。
WM33000Rは、UQコミニュケーションズが提唱するWiMAX対応無線LANルータの呼称「WiMAX Speed Wi-Fi」の1製品で、UQ WiMAXおよびUQコミュニケーションズのMVNOとして展開する各社のWiMAX接続サービス(@nifty WiMAX、BIGLOBE高速モバイルWiMAX、DIS mobile WiMAX、YAMADA AIR WiMAX、BIC WiMAX SERVICE、So-net モバイルWiMAX、@T COM WiMAX、エディオンKuaLnet、au one net、以上WiMAX統合ポータルスタートページ表記順)で利用できる。ブロードバンドルータ製品として定評のあるAtermブランドの1つとして、家電量販店のPC周辺機器コーナーや通信販売などで単体で手軽に購入できるのも特徴だ(一部店舗では、特定のNVNOサービス加入・利用を条件に端末を割安に購入できる場合もある)。
では、外観デザインと機能の特徴を見ていこう。ボディサイズは94(高さ)×67(幅)×22(厚さ)ミリ、重量は約145グラム(バッテリー込み)で、手のひらに収まる小型サイズを実現する。例えば、折りたたんだよくある携帯電話(プラスアルファ)程度──を想像してもらうとよい。
ボディの上面に充電/PC接続用のMicro USB端子とスライド型の電源(兼動作モード切り替え)スイッチ、前面に5種類の状態表示インジケータと設定ボタンを備える。このインジケータで、電源オン/充電中/無線LAN動作のほか、WiMAXアンテナレベル(およびWiMAX対応エリアか否か)を視認できるようになっている。
本機はモバイルWiMAX(IEEE802.16e-2005)に対応し、インターネット接続は下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsで通信できる。なお、UQ WiMAXに加えてMVNO 8社の計9サービスで接続確認済みの認証機器とである。
モバイルWiMAX通信を複数のデバイスで共有できる無線LANアクセスポイント機能は、2.4GHz帯のIEEE802.11g(最大54Mbps)とIEEE802.11b(最大11Mbps)に対応する。無線LAN接続のセキュリティはWEP、WPA-PSKに加え、ファームウェア2.0以降でWPA2-PSKにも対応。高セキュリティ設定での接続が望ましいPCと、家庭用の無線LAN対応ゲーム機などを同時に利用できるよう──複数のSSIDに分けて運用できる「マルチSSID」もサポートする。ルータ機能としては接続機器の台数に明示的な制限がない点も特徴の1つ。
WM3300MはPCとUSB接続することで単体のUSBモデムとしても利用できる。この機能を応用し、普段は無線LAN接続で利用するが、内蔵バッテリーがなくなってしまったらPCにUSB接続して作業を継続できるわけだ。このような緊急的な利用はもちろんだが、出張で宿泊するホテルなど、屋内でPCの電源が確保できる場合はUSBモデムとして使うなど、シーンによって使い方を切り替えながら利用できるのが、実際に使い始めると分かる便利な部分だ。PCとUSB接続することにより、初回接続時に自動で接続ユーティリティソフトがインストールされ、モバイルWiMAXの契約がなくても(WiMAXエリア内で)オンライン契約でき、即座に使い始められるようになっている。
なお、WM3300RはWiMAX対応ポータブル無線LANルータの国内第1弾として2009年11月に登場した機器だ。すでに幾度かのファームウェアバージョンアップが行われ、いくつかの機能の向上や小さな不具合が解消されている。執筆時点のファームウェアは2.0。
●「らくらく無線スタート」で高セキュリティと簡単設定を両立
無線LANルータおよび無線LANの利用において無視できないのが、無線LAN区間を中心としたセキュリティ設定にある。WM3300Rは出荷段階で個体ごとに個別のSSIDと、MACアドレスなどからでは推測できないユニークな13ケタの暗号キーがあらかじめ設定されている(バッテリーカバーを外すと、初期設定の文字列を確認できる)。また、設定の変更はブラウザでWM3300Rの設定ページを呼び出して行う仕組みだが、初回の接続時に必ずパスワードの設定を行っておく必要がある。このように、出荷状態のセキュリティ設定のままでもおおむね安心して使えるようになっている。
初期状態の暗号キーは、本体バッテリーカバーを外すと確認できる。無線LAN設定に慣れたPCユーザーであれば、本機の無線LAN電波を探し、ケースに記述される暗号キーを入力するだけですぐ使えるようになる。
ただ、暗号キーは13ケタもあるので、キーボードを備えない家庭用ゲーム機などではかなり面倒で、そもそも普段PCを利用しないユーザーにとっても無線LANの設定方法は少し難しい。この点をカバーするのが「らくらく無線スタート」機能だ。家庭用ゲーム機であれば、ニンテンドーDSシリーズやWii、PlayStation 3、プレイステーション・ポータブルシリーズが対応している。ゲーム機側の操作で自動設定モードを起動し、画面の指示に従ってWM3300Rの設定ボタンを2回操作するだけで、自動的に接続の設定を行ってくれる仕組み。これを用いることで、今まで無線LANを利用していなかった初心者や若年ユーザーも簡単に設定できるだろう。
なお、PC初心者向けにもWindows 7/Vista/XP(SP2移行)に対応する「らくらく無線スタートEX」ソフトがあり、上記の家庭ゲーム機と同じ手順で設定できる。このユーティリティソフトはWindowsの標準無線LAN機能(Windows Zero Configration)に対して接続設定のみを行うツールなので、独自の無線LAN管理機能を追加したり、常駐ソフトとして動作しない点もちょっとしたポイントだ(ただ、このことを気にする人は、この手のユーティリティソフトを使わずとも無線LANの接続設定くらいは手動で適切に設定できるとは思われるが)。
これらの自動接続機能で、PCや無線LAN設定に詳しくはないユーザーでも無線LAN区間のセキュリティをかなり良好に保つことができる。接続するデバイスがサポートする最良な暗号化モードを自動で選択してくれるため。
WM3300Rは複数の暗号化モードを使い分けられるマルチSSIDもサポートするが、初期状態で高セキュリティのWPA/WPA2-PSKと、やや古い無線LAN機器やゲーム機で対応するWEPでの暗号化接続用に2つのSSIDがそれぞれ個別に動作している(電源を入れて無線LANの電波状況を検索すると、2つのSSID/アクセスポイントが見つかる)。ニンテンドーDSなどのWPA/WPA2-PSKをサポートしないデバイスは、主にWEPを使用するアクセスポイントを選択することになるのだが、暗号キーが解読されてしまう可能性がある低セキュリティで接続する(WEP/あるいはセキュリティ設定なし)のデバイスからは、WPA/WPA2-PSKで接続した端末(ノートPCなど)へアクセスしたり、WM3300Rの設定画面そのものへアクセスできない設定となる。お手軽な自動接続機能を使っても、セキュリティ強度が落ちるお粗末な設定にはならない──のが安心できる。
●Atermシリーズらしい充実の無線LANルーター機能
ブロードバンドルータ製品で定評のあるAtermシリーズらしく、無線LANルータとしてのさまざまな機能も充実している。すでに触れた通り、本機は2つのSSIDを運用できるマルチSSIDをサポートしており、暗号化モードの任意設定はもちろん、異なるSSIDで使用する機器間の通信を遮断する、MACアドレス指定(接続履歴からの選択も可能)で接続を制限する、SSIDそのものを隠す、といった設定も可能だ。
なお、WEPしか設定できないゲーム機と併用するシーン以外に、2つのSSIDのどちらも高セキュリティの「WAP/WAP2-PSK」に設定し、家族や知人用接続と自分のPCの接続を切り分けて運用する、あるいは、どちらか一方を暗号化なしにして仲間用の簡易無線LANスポットとして一時的に解放する、といった応用方法もアリだろう。
少し進んだ使い方として、DHCP設定のまま指定したデバイスだけを固定IPアドレスに指定できる「IPアドレス固定割り当て機能」もけっこう便利。
これは特定のMACアドレスの端末に決まったIPアドレスを割り振る機能。本来は主にLAN内にWebサーバなどを設置する場合に用いるものだが、モバイル環境の個人ユーザーが応用してもよい。例えば、iPhone/iPod touchやiPadユーザー。無線LANを用いたファイル転送機能を備えたiPhoneアプリにおいて、家庭内で使うIPアドレスを固定しておけば、毎回IPアドレスを確認して設定する手間が不要になったりする。
もちろんブロードバンドルータとしての基本的な機能もおおむね備えている。LAN側のIPアドレス/ネットマスクの変更、DHCPによるIPアドレス割り当て範囲の変更、ポートマッピング(ポートフォワード)、UPnPのオン/オフ、IPCSecパススルーのオン/オフなどは普通に設定可能だ。インターネット側への通信が一定時間発生しない場合に自動で電源をオフにする機能も搭載する。
冒頭でも触れたが、WM3300Rは無線LANデバイスの接続台数に明示的な制限がない。もちろん100台もの無線LANデバイスを接続して使用するのは現実的ではないが、ほかのモバイル無線LANルータが5台程度の接続制限があることと比較すると便利な場合も多い。
昨今、ちょっと知人が集まるとPCやスマートフォン、携帯ゲーム機などで合計6台以上の無線LANデバイスがそろってしまうこともざらだ。通信速度が限られる3Gデータ通信と違い、普段も下り数十Mbpsと高速に通信できるポテンシャルがあるモバイルWiMAXなら、接続台数に制限がない点はことさら大きな魅力の1つになる。
●バッテリーを搭載し、いつでもどこでも利用可能──モバイルバッテリーなどとの併用も
WM3300Rは、着脱・交換が可能なバッテリー(3.7ボルト/1880ミリアンペアアワー)を内蔵しており、無線LANルータとして約2.5時間の動作が可能だ。利用シーンにもよるが、一定の場所(移動/基地局のハンドオーバーなし)で使うだけなら実測で3時間程度動作することもある。
さて、WM3300Rはポータブル無線LANルータということで基本的に手元に置いて使うだろう。それなら、無線LANの出力を絞るとさらなる動作時間の延長が望める。設定画面で無線LAN出力を「12.5%まで落とす」と、PCの一般的な利用においてもバッテリー動作時間が3時間を切ることがほぼなくなるほどだ。12.5%に落としても見通しで10メートル以上は電波が届き、よほど離れた場所で使うのでなければ困らない。こちらは、より長くバッテリーで動作させるちょっとしたコツだ。
バッテリーの充電は、付属するACアダプタのほか、電源オフの状態なら付属するUSBケーブルを利用してPCのUSBポートから充電できる。
また、(メーカーが想定する利用範囲外なので自己責任としてほしいが)USB出力型の汎用ポータブルバッテリーを併用するのも便利。例えば三洋電機「エネループ スティックブースター(KBC-D1AS)」を用いると、おおむね1時間~1.5時間ほどバッテリー動作時間を延長できる(さらに単三形のエネループをスペアとして複数本携帯しておけば、そのまま継ぎ足し利用もできる)。より大容量(例えば3.7ボルト/5000ミリアンペアアワーほど)のポータブルバッテリーであれば、内蔵バッテリーと合わせて約8時間もの動作も可能である。
注意点があるとすれば、WM3300Rは常に内蔵バッテリーからの給電で動作する仕様のため、内蔵バッテリーがカラになってからポータブルバッテリーを接続しても動作しない(か、短時間で電源か切れてしまう)ことだ。内蔵バッテリーが充分残っている状態でポータブルバッテリーを使うのが利用におけるコツだ。
内蔵バッテリーは「AtermWM3300R用電池パック(PA-WM01B)」として単体販売も行われている。これを複数用意して長時間の動作に備えるのもよいだろう。ちなみに、このバッテリーは汎用形状のもので、一部の他社製品(例えば三洋電機“Xacti”シリーズ用「DB-L50」)と共通だったりもする。もちろん、標準バッテリー以外での利用は動作保証外なので、自己責任としてほしい(※バッテリーの液漏れなどで故障が発生した場合などは、保証期間内でも有償修理だろうし、そもそも修理を受け付けてもらえないことがある)。
さて、7~10時間もバッテリー動作するモバイルノートPCやモバイル機器が増えた中、肝心のWM3300Rが3時間程度しか持たないのではやはり心細い(これは、ポータブル無線LANルータ全般に言えることではあるが)。より長くモバイル環境で利用したいなら、スペアバッテリーやモバイルバッテリーを使う方法でこの弱点をおおむね解消できてしまう。
●アップデートで接続性も大幅改善、無線LAN/USB接続ともに安定した高速通信
WM3300Rは2009年11月の発売から半年以上が経過した機器だ。
発売初期のファームウェアは、高速移動時のハンドオーバーに時間を要してしまう若干の課題があった。送受信能力に問題があるわけではなく、移動して一度接続が途切れると、電波が届いているにも関わらずインターネットへの再接続に時間がかかるという症状だ。これは、ファームウェアアップデートの度に少しずつ、そして2010年3月に提供された「ファームウェア2.0.0」でほぼ問題ないほど改善された。
WiMAX基地局密度の向上やネットワーク側の改良も進んだ相乗効果と思うが、発売ほやほやだが不安定な機器と違い、メーカーやユーザーのフィードバックで改善された「安定」「安心」の項目を備えているのもポイント。
●屋内でモバイルWiMAXを徹底活用する人向けの新機種「AtermWM3400RN」も登場
屋内(AC電源がある場所)でモバイルWiMAXをガッツリ使いたい人向けとなる新モデル「AtermWM3400RN」も2010年7月下旬に登場する。
WM3400RNは、WM3300Rの小型ボディはほぼそのまま(厚さのみ34ミリと、少し厚めになった程度)に、無線LANがより高速なIEEE802.11nに対応し、有線LANポート(100BASE-TX対応)も1つ搭載する。固定ブロードバンド環境がない家庭(引っ越し直後で固定回線を引いていない場合なども含む)や、あっても速度が遅いユーザー、あるいは無線LAN機器がないデバイス(デスクトップPCやネットワーク対応AV機器など)を接続したい場合にお勧め。
●無線LANルーター部の安定感も魅力の「WiMAX対応小型無線LANルータ」
2010年7月現在、バッテリーで動作するWiMAX対応モバイル無線LANルータはすでに4製品が登場している。これらと比較した場合を含めて本機の大きな魅力を上げるとすると、ここまでに上げた無線LANルーター部分の機能充実に加え、Atermシリーズならではの安定感が挙げられる。「らくらく無線スタート」に対応する家庭用ゲーム機などでまったく問題なく接続できることはもちろん、WPA/WPA2-PSKでの接続で機器によって相性問題が生じることもあるとされるiPhone/iPod touch、iPadもまったく問題なく利用できた。これら以外にも10台ほどのスマートフォンとのなんらトラブルのない無線LAN接続を確認している。
本機は発売からすでに半年以上が経過していることもあり、サイズ、バッテリー動作時間などでは後発製品に若干見劣りする部分は確かにある。ボディサイズに関しては少し厚みがあることから薄着のシーズンに衣服のポケットに入れて運用するのは少し無理がある。もっともこちらは、バッグやポーチに収容しておくなら困らないわけだが。
バッテリー動作時間に関しても、純正の予備バッテリーが比較的入手しやすく、自己責任で使うならモバイルバッテリーとの併用でかなり便利になる。さらに細かいが、電源スイッチがスライド式なので、ポケットやバッグに入れたまままでも手探りで容易かつ確実に操作ができるのが、使ってみると分かっていただける部分だと思う。
このほか、3段階のWiMAXアンテナ表示機能もポイントが高い。モバイルWiMAXの電波状況に不安のある場所で利用する場合、例えば喫茶店に入る前に「WiMAX OKか否か」を判断するWiMAXチェッカーとしてかなり役立ってくれる。
モバイルWiMAXのスピードと快適性、コストパフォーマンスやシンプルな契約・料金体系のメリットとともに、PCはもちろん、携帯ゲーム機やiPhone/iPadなどでも使える利便性、そして安定・安心感を兼ね備えた本機は、無線LAN対応のモバイルデバイスユーザーにとって「1つ持っておくと、確実に便利」な完成度の高いポータブル無線LANルータである。
NECアクセステクニカの「AtermWM3300R」(以下、WM3300R)も、そのトレンドの1台だ。WAN側は受信最大40MbpsのモバイルWiMAXに対応しており、モバイル環境においても家庭向け光ファイバーやADSL回線に匹敵する通信速度をワイヤレス環境で実現する製品。
WM33000Rは、UQコミニュケーションズが提唱するWiMAX対応無線LANルータの呼称「WiMAX Speed Wi-Fi」の1製品で、UQ WiMAXおよびUQコミュニケーションズのMVNOとして展開する各社のWiMAX接続サービス(@nifty WiMAX、BIGLOBE高速モバイルWiMAX、DIS mobile WiMAX、YAMADA AIR WiMAX、BIC WiMAX SERVICE、So-net モバイルWiMAX、@T COM WiMAX、エディオンKuaLnet、au one net、以上WiMAX統合ポータルスタートページ表記順)で利用できる。ブロードバンドルータ製品として定評のあるAtermブランドの1つとして、家電量販店のPC周辺機器コーナーや通信販売などで単体で手軽に購入できるのも特徴だ(一部店舗では、特定のNVNOサービス加入・利用を条件に端末を割安に購入できる場合もある)。
では、外観デザインと機能の特徴を見ていこう。ボディサイズは94(高さ)×67(幅)×22(厚さ)ミリ、重量は約145グラム(バッテリー込み)で、手のひらに収まる小型サイズを実現する。例えば、折りたたんだよくある携帯電話(プラスアルファ)程度──を想像してもらうとよい。
ボディの上面に充電/PC接続用のMicro USB端子とスライド型の電源(兼動作モード切り替え)スイッチ、前面に5種類の状態表示インジケータと設定ボタンを備える。このインジケータで、電源オン/充電中/無線LAN動作のほか、WiMAXアンテナレベル(およびWiMAX対応エリアか否か)を視認できるようになっている。
本機はモバイルWiMAX(IEEE802.16e-2005)に対応し、インターネット接続は下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsで通信できる。なお、UQ WiMAXに加えてMVNO 8社の計9サービスで接続確認済みの認証機器とである。
モバイルWiMAX通信を複数のデバイスで共有できる無線LANアクセスポイント機能は、2.4GHz帯のIEEE802.11g(最大54Mbps)とIEEE802.11b(最大11Mbps)に対応する。無線LAN接続のセキュリティはWEP、WPA-PSKに加え、ファームウェア2.0以降でWPA2-PSKにも対応。高セキュリティ設定での接続が望ましいPCと、家庭用の無線LAN対応ゲーム機などを同時に利用できるよう──複数のSSIDに分けて運用できる「マルチSSID」もサポートする。ルータ機能としては接続機器の台数に明示的な制限がない点も特徴の1つ。
WM3300MはPCとUSB接続することで単体のUSBモデムとしても利用できる。この機能を応用し、普段は無線LAN接続で利用するが、内蔵バッテリーがなくなってしまったらPCにUSB接続して作業を継続できるわけだ。このような緊急的な利用はもちろんだが、出張で宿泊するホテルなど、屋内でPCの電源が確保できる場合はUSBモデムとして使うなど、シーンによって使い方を切り替えながら利用できるのが、実際に使い始めると分かる便利な部分だ。PCとUSB接続することにより、初回接続時に自動で接続ユーティリティソフトがインストールされ、モバイルWiMAXの契約がなくても(WiMAXエリア内で)オンライン契約でき、即座に使い始められるようになっている。
なお、WM3300RはWiMAX対応ポータブル無線LANルータの国内第1弾として2009年11月に登場した機器だ。すでに幾度かのファームウェアバージョンアップが行われ、いくつかの機能の向上や小さな不具合が解消されている。執筆時点のファームウェアは2.0。
●「らくらく無線スタート」で高セキュリティと簡単設定を両立
無線LANルータおよび無線LANの利用において無視できないのが、無線LAN区間を中心としたセキュリティ設定にある。WM3300Rは出荷段階で個体ごとに個別のSSIDと、MACアドレスなどからでは推測できないユニークな13ケタの暗号キーがあらかじめ設定されている(バッテリーカバーを外すと、初期設定の文字列を確認できる)。また、設定の変更はブラウザでWM3300Rの設定ページを呼び出して行う仕組みだが、初回の接続時に必ずパスワードの設定を行っておく必要がある。このように、出荷状態のセキュリティ設定のままでもおおむね安心して使えるようになっている。
初期状態の暗号キーは、本体バッテリーカバーを外すと確認できる。無線LAN設定に慣れたPCユーザーであれば、本機の無線LAN電波を探し、ケースに記述される暗号キーを入力するだけですぐ使えるようになる。
ただ、暗号キーは13ケタもあるので、キーボードを備えない家庭用ゲーム機などではかなり面倒で、そもそも普段PCを利用しないユーザーにとっても無線LANの設定方法は少し難しい。この点をカバーするのが「らくらく無線スタート」機能だ。家庭用ゲーム機であれば、ニンテンドーDSシリーズやWii、PlayStation 3、プレイステーション・ポータブルシリーズが対応している。ゲーム機側の操作で自動設定モードを起動し、画面の指示に従ってWM3300Rの設定ボタンを2回操作するだけで、自動的に接続の設定を行ってくれる仕組み。これを用いることで、今まで無線LANを利用していなかった初心者や若年ユーザーも簡単に設定できるだろう。
なお、PC初心者向けにもWindows 7/Vista/XP(SP2移行)に対応する「らくらく無線スタートEX」ソフトがあり、上記の家庭ゲーム機と同じ手順で設定できる。このユーティリティソフトはWindowsの標準無線LAN機能(Windows Zero Configration)に対して接続設定のみを行うツールなので、独自の無線LAN管理機能を追加したり、常駐ソフトとして動作しない点もちょっとしたポイントだ(ただ、このことを気にする人は、この手のユーティリティソフトを使わずとも無線LANの接続設定くらいは手動で適切に設定できるとは思われるが)。
これらの自動接続機能で、PCや無線LAN設定に詳しくはないユーザーでも無線LAN区間のセキュリティをかなり良好に保つことができる。接続するデバイスがサポートする最良な暗号化モードを自動で選択してくれるため。
WM3300Rは複数の暗号化モードを使い分けられるマルチSSIDもサポートするが、初期状態で高セキュリティのWPA/WPA2-PSKと、やや古い無線LAN機器やゲーム機で対応するWEPでの暗号化接続用に2つのSSIDがそれぞれ個別に動作している(電源を入れて無線LANの電波状況を検索すると、2つのSSID/アクセスポイントが見つかる)。ニンテンドーDSなどのWPA/WPA2-PSKをサポートしないデバイスは、主にWEPを使用するアクセスポイントを選択することになるのだが、暗号キーが解読されてしまう可能性がある低セキュリティで接続する(WEP/あるいはセキュリティ設定なし)のデバイスからは、WPA/WPA2-PSKで接続した端末(ノートPCなど)へアクセスしたり、WM3300Rの設定画面そのものへアクセスできない設定となる。お手軽な自動接続機能を使っても、セキュリティ強度が落ちるお粗末な設定にはならない──のが安心できる。
●Atermシリーズらしい充実の無線LANルーター機能
ブロードバンドルータ製品で定評のあるAtermシリーズらしく、無線LANルータとしてのさまざまな機能も充実している。すでに触れた通り、本機は2つのSSIDを運用できるマルチSSIDをサポートしており、暗号化モードの任意設定はもちろん、異なるSSIDで使用する機器間の通信を遮断する、MACアドレス指定(接続履歴からの選択も可能)で接続を制限する、SSIDそのものを隠す、といった設定も可能だ。
なお、WEPしか設定できないゲーム機と併用するシーン以外に、2つのSSIDのどちらも高セキュリティの「WAP/WAP2-PSK」に設定し、家族や知人用接続と自分のPCの接続を切り分けて運用する、あるいは、どちらか一方を暗号化なしにして仲間用の簡易無線LANスポットとして一時的に解放する、といった応用方法もアリだろう。
少し進んだ使い方として、DHCP設定のまま指定したデバイスだけを固定IPアドレスに指定できる「IPアドレス固定割り当て機能」もけっこう便利。
これは特定のMACアドレスの端末に決まったIPアドレスを割り振る機能。本来は主にLAN内にWebサーバなどを設置する場合に用いるものだが、モバイル環境の個人ユーザーが応用してもよい。例えば、iPhone/iPod touchやiPadユーザー。無線LANを用いたファイル転送機能を備えたiPhoneアプリにおいて、家庭内で使うIPアドレスを固定しておけば、毎回IPアドレスを確認して設定する手間が不要になったりする。
もちろんブロードバンドルータとしての基本的な機能もおおむね備えている。LAN側のIPアドレス/ネットマスクの変更、DHCPによるIPアドレス割り当て範囲の変更、ポートマッピング(ポートフォワード)、UPnPのオン/オフ、IPCSecパススルーのオン/オフなどは普通に設定可能だ。インターネット側への通信が一定時間発生しない場合に自動で電源をオフにする機能も搭載する。
冒頭でも触れたが、WM3300Rは無線LANデバイスの接続台数に明示的な制限がない。もちろん100台もの無線LANデバイスを接続して使用するのは現実的ではないが、ほかのモバイル無線LANルータが5台程度の接続制限があることと比較すると便利な場合も多い。
昨今、ちょっと知人が集まるとPCやスマートフォン、携帯ゲーム機などで合計6台以上の無線LANデバイスがそろってしまうこともざらだ。通信速度が限られる3Gデータ通信と違い、普段も下り数十Mbpsと高速に通信できるポテンシャルがあるモバイルWiMAXなら、接続台数に制限がない点はことさら大きな魅力の1つになる。
●バッテリーを搭載し、いつでもどこでも利用可能──モバイルバッテリーなどとの併用も
WM3300Rは、着脱・交換が可能なバッテリー(3.7ボルト/1880ミリアンペアアワー)を内蔵しており、無線LANルータとして約2.5時間の動作が可能だ。利用シーンにもよるが、一定の場所(移動/基地局のハンドオーバーなし)で使うだけなら実測で3時間程度動作することもある。
さて、WM3300Rはポータブル無線LANルータということで基本的に手元に置いて使うだろう。それなら、無線LANの出力を絞るとさらなる動作時間の延長が望める。設定画面で無線LAN出力を「12.5%まで落とす」と、PCの一般的な利用においてもバッテリー動作時間が3時間を切ることがほぼなくなるほどだ。12.5%に落としても見通しで10メートル以上は電波が届き、よほど離れた場所で使うのでなければ困らない。こちらは、より長くバッテリーで動作させるちょっとしたコツだ。
バッテリーの充電は、付属するACアダプタのほか、電源オフの状態なら付属するUSBケーブルを利用してPCのUSBポートから充電できる。
また、(メーカーが想定する利用範囲外なので自己責任としてほしいが)USB出力型の汎用ポータブルバッテリーを併用するのも便利。例えば三洋電機「エネループ スティックブースター(KBC-D1AS)」を用いると、おおむね1時間~1.5時間ほどバッテリー動作時間を延長できる(さらに単三形のエネループをスペアとして複数本携帯しておけば、そのまま継ぎ足し利用もできる)。より大容量(例えば3.7ボルト/5000ミリアンペアアワーほど)のポータブルバッテリーであれば、内蔵バッテリーと合わせて約8時間もの動作も可能である。
注意点があるとすれば、WM3300Rは常に内蔵バッテリーからの給電で動作する仕様のため、内蔵バッテリーがカラになってからポータブルバッテリーを接続しても動作しない(か、短時間で電源か切れてしまう)ことだ。内蔵バッテリーが充分残っている状態でポータブルバッテリーを使うのが利用におけるコツだ。
内蔵バッテリーは「AtermWM3300R用電池パック(PA-WM01B)」として単体販売も行われている。これを複数用意して長時間の動作に備えるのもよいだろう。ちなみに、このバッテリーは汎用形状のもので、一部の他社製品(例えば三洋電機“Xacti”シリーズ用「DB-L50」)と共通だったりもする。もちろん、標準バッテリー以外での利用は動作保証外なので、自己責任としてほしい(※バッテリーの液漏れなどで故障が発生した場合などは、保証期間内でも有償修理だろうし、そもそも修理を受け付けてもらえないことがある)。
さて、7~10時間もバッテリー動作するモバイルノートPCやモバイル機器が増えた中、肝心のWM3300Rが3時間程度しか持たないのではやはり心細い(これは、ポータブル無線LANルータ全般に言えることではあるが)。より長くモバイル環境で利用したいなら、スペアバッテリーやモバイルバッテリーを使う方法でこの弱点をおおむね解消できてしまう。
●アップデートで接続性も大幅改善、無線LAN/USB接続ともに安定した高速通信
WM3300Rは2009年11月の発売から半年以上が経過した機器だ。
発売初期のファームウェアは、高速移動時のハンドオーバーに時間を要してしまう若干の課題があった。送受信能力に問題があるわけではなく、移動して一度接続が途切れると、電波が届いているにも関わらずインターネットへの再接続に時間がかかるという症状だ。これは、ファームウェアアップデートの度に少しずつ、そして2010年3月に提供された「ファームウェア2.0.0」でほぼ問題ないほど改善された。
WiMAX基地局密度の向上やネットワーク側の改良も進んだ相乗効果と思うが、発売ほやほやだが不安定な機器と違い、メーカーやユーザーのフィードバックで改善された「安定」「安心」の項目を備えているのもポイント。
●屋内でモバイルWiMAXを徹底活用する人向けの新機種「AtermWM3400RN」も登場
屋内(AC電源がある場所)でモバイルWiMAXをガッツリ使いたい人向けとなる新モデル「AtermWM3400RN」も2010年7月下旬に登場する。
WM3400RNは、WM3300Rの小型ボディはほぼそのまま(厚さのみ34ミリと、少し厚めになった程度)に、無線LANがより高速なIEEE802.11nに対応し、有線LANポート(100BASE-TX対応)も1つ搭載する。固定ブロードバンド環境がない家庭(引っ越し直後で固定回線を引いていない場合なども含む)や、あっても速度が遅いユーザー、あるいは無線LAN機器がないデバイス(デスクトップPCやネットワーク対応AV機器など)を接続したい場合にお勧め。
●無線LANルーター部の安定感も魅力の「WiMAX対応小型無線LANルータ」
2010年7月現在、バッテリーで動作するWiMAX対応モバイル無線LANルータはすでに4製品が登場している。これらと比較した場合を含めて本機の大きな魅力を上げるとすると、ここまでに上げた無線LANルーター部分の機能充実に加え、Atermシリーズならではの安定感が挙げられる。「らくらく無線スタート」に対応する家庭用ゲーム機などでまったく問題なく接続できることはもちろん、WPA/WPA2-PSKでの接続で機器によって相性問題が生じることもあるとされるiPhone/iPod touch、iPadもまったく問題なく利用できた。これら以外にも10台ほどのスマートフォンとのなんらトラブルのない無線LAN接続を確認している。
本機は発売からすでに半年以上が経過していることもあり、サイズ、バッテリー動作時間などでは後発製品に若干見劣りする部分は確かにある。ボディサイズに関しては少し厚みがあることから薄着のシーズンに衣服のポケットに入れて運用するのは少し無理がある。もっともこちらは、バッグやポーチに収容しておくなら困らないわけだが。
バッテリー動作時間に関しても、純正の予備バッテリーが比較的入手しやすく、自己責任で使うならモバイルバッテリーとの併用でかなり便利になる。さらに細かいが、電源スイッチがスライド式なので、ポケットやバッグに入れたまままでも手探りで容易かつ確実に操作ができるのが、使ってみると分かっていただける部分だと思う。
このほか、3段階のWiMAXアンテナ表示機能もポイントが高い。モバイルWiMAXの電波状況に不安のある場所で利用する場合、例えば喫茶店に入る前に「WiMAX OKか否か」を判断するWiMAXチェッカーとしてかなり役立ってくれる。
モバイルWiMAXのスピードと快適性、コストパフォーマンスやシンプルな契約・料金体系のメリットとともに、PCはもちろん、携帯ゲーム機やiPhone/iPadなどでも使える利便性、そして安定・安心感を兼ね備えた本機は、無線LAN対応のモバイルデバイスユーザーにとって「1つ持っておくと、確実に便利」な完成度の高いポータブル無線LANルータである。
2010年3月24日水曜日
GNネットコム、襟元に挟むクリップ型ワイヤレスステレオヘッドセット
GNネットコムジャパンは、クリップ型のBluetoothワイヤレスステレオヘッドセット「Jabra CLIPPER(ジャブラ クリッパー)」を4月9日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は6280円前後の見込み。
ジャケットやシャツなど、着衣の襟元に挟むクリップ型のBluetoothワイヤレスステレオヘッドセット。Bluetooth1.1以上を搭載した携帯電話や音楽プレーヤー、PCなどと接続できる。iPhone 3Gシリーズ(OS3.0搭載)やiPod Touchとも接続できる。
音楽再生中に携帯電話に着信があると音楽を一時停止し、自動で音声通話に切り替わる仕組みで、通話が終了すると自動で音楽再生を再開する。
カナル型のステレオヘッドフォンが付属。外耳道に密着するイヤーチップ「ノイズブロッキングイヤーバズ」によって、外界ノイズを大きく低減する。市販のヘッドフォンを3.5mmステレオピンジャックに接続して使用することも可能。
Bluetooth規格は、Bluetooth 2.1 + EDR with e-SCOで、搭載プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。本体サイズは、奥行き47.95×幅16.45×高さ25.50mm、重さは約20g。
ジャケットやシャツなど、着衣の襟元に挟むクリップ型のBluetoothワイヤレスステレオヘッドセット。Bluetooth1.1以上を搭載した携帯電話や音楽プレーヤー、PCなどと接続できる。iPhone 3Gシリーズ(OS3.0搭載)やiPod Touchとも接続できる。
音楽再生中に携帯電話に着信があると音楽を一時停止し、自動で音声通話に切り替わる仕組みで、通話が終了すると自動で音楽再生を再開する。
カナル型のステレオヘッドフォンが付属。外耳道に密着するイヤーチップ「ノイズブロッキングイヤーバズ」によって、外界ノイズを大きく低減する。市販のヘッドフォンを3.5mmステレオピンジャックに接続して使用することも可能。
Bluetooth規格は、Bluetooth 2.1 + EDR with e-SCOで、搭載プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。本体サイズは、奥行き47.95×幅16.45×高さ25.50mm、重さは約20g。
2010年3月17日水曜日
バッファロー、女性社員が企画・開発したオトナの女性向けUSBメモリ発売
バッファローは3月17日、女性社員が企画・開発したUSBメモリ「RUF2-JWS」シリーズを4月上旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は4Gバイトモデルが2380円、8Gバイトモデルが3680円。

USBメモリ「RUF2-JWS」シリーズ
今回の製品は、「大人の女性のエレガントさ」をテーマにし、さりげなくゴージャスでエレガントを目指したという。化粧ポーチに入れてもオシャレに見えるものが欲しいという女性社員のニーズから生まれた。

USBのコネクタ部分はスライド式
カラーは、高級ブランドの口紅ケースのような光沢感のある4色を揃える。表面をUV塗装にしているため、キズがつきにくく、表面の透明感・光沢度も増し、鏡面のような仕上がりという。
USBのコネクタ部分はスライド式。またストラップホールを付け、オリジナリティを出せるよう配慮したとしている。
USBメモリ「RUF2-JWS」シリーズ
今回の製品は、「大人の女性のエレガントさ」をテーマにし、さりげなくゴージャスでエレガントを目指したという。化粧ポーチに入れてもオシャレに見えるものが欲しいという女性社員のニーズから生まれた。
USBのコネクタ部分はスライド式
カラーは、高級ブランドの口紅ケースのような光沢感のある4色を揃える。表面をUV塗装にしているため、キズがつきにくく、表面の透明感・光沢度も増し、鏡面のような仕上がりという。
USBのコネクタ部分はスライド式。またストラップホールを付け、オリジナリティを出せるよう配慮したとしている。
2009年12月29日火曜日
PayPal、GMO-PGとの提携により2万店に向けてSaaS提供可能に
GMOインターネットグループで非対面クレジットカード等の決済事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は28日、「PayPal決済サービス」の提供を開始した。
GMO-PGのSaaS型「PGマルチペイメントサービス」において、新たな決済手段としてPayPalに対応する。これによりPayPal社は、GMO-PGの提供する決済サービスの約2万加盟店にPayPalの一斉提供が可能となる。PayPalは、現在24通貨に対応し、日本を含む約190の国と地域で利用されている。2008年の総取扱高は600億ドル(約6兆円)で、世界のEC市場の約9%を占める。
「PGマルチペイメントサービス」は決済フレームワークをベースとしたSaaS型サービス。EC事業者は必要な決済手段を選択していつでも導入・追加でき、1つのWeb画面で全決済を処理・管理できるので、「PayPal決済サービス」も国内の決済手段と同様に簡単に導入、運用することが可能となる。
GMO-PGでは、少額課金が必要なサービス・コンテンツ・ソーシャルアプリケーションの提供事業者、海外需要の大きいアニメやゲーム関連等のデジタルコンテンツの販売事業者、海外販売比率の高い各種物販事業者などを主な利用者として想定している。
GMO-PGのSaaS型「PGマルチペイメントサービス」において、新たな決済手段としてPayPalに対応する。これによりPayPal社は、GMO-PGの提供する決済サービスの約2万加盟店にPayPalの一斉提供が可能となる。PayPalは、現在24通貨に対応し、日本を含む約190の国と地域で利用されている。2008年の総取扱高は600億ドル(約6兆円)で、世界のEC市場の約9%を占める。
「PGマルチペイメントサービス」は決済フレームワークをベースとしたSaaS型サービス。EC事業者は必要な決済手段を選択していつでも導入・追加でき、1つのWeb画面で全決済を処理・管理できるので、「PayPal決済サービス」も国内の決済手段と同様に簡単に導入、運用することが可能となる。
GMO-PGでは、少額課金が必要なサービス・コンテンツ・ソーシャルアプリケーションの提供事業者、海外需要の大きいアニメやゲーム関連等のデジタルコンテンツの販売事業者、海外販売比率の高い各種物販事業者などを主な利用者として想定している。
2009年12月24日木曜日
Twitter創業者の新事業「Square」の衝撃
Twitter創業者のJack Dorsey(http://twitter.com/jack)の新事業「Square」(http://squareup.com/、http://twitter.com/Square)が発表された。
Squareの基本ビジネスは、製造原価1ドル以下といわれる、マイクロホンジャックに差し込む磁気カードリーダーをiPhoneに差し込んで、クレジット決済サービスを個人間に開放するというもの。Dorsey氏の言及によれば、この磁気カードリーダーは無料で配布する予定らしい。
公表されている資料によればSquareのサービスは、
・加盟店審査がない。カードリーダーは無料で配布され、簡単なサインアップで個人間のカード決済が可能となる
・iPhoneという大量生産される市販の端末に、外付けのデバイスをつけて、決済端末に利用しようとしている
・磁気カードを主体とし接触ICカード読み取り機能がない
Webのビジネス感覚からすれば、当然に思えるが、従来からの事例を知る立場からは画期的なサービス。
実は、市販の携帯電話を用いてカード決済を行うというコンセプト自体は新しいものではない。
Squareが採用していると思われる方式のように、外付けデバイスでカードを読み取った段階で暗号化を行う仕組みはいくつも提案され、実ビジネスにつなげようとする動きも事例として存在してきた。モバイル通信端末は、設置の手間が格段に少なく、端末のコストを大幅に下げればカード決済取扱金額の低い、多くのサービスでカード払いが可能となるからである。しかし、少なくとも国内でのそうした動きは、保守的なカード会社からの抵抗により日の目をみることはなかった。
また、個人間のカード決済はさらに、微妙な話だ。まず、法的な面からいえば、日本では、PayPalのサービスも、現時点、国内展開することができない。PayPal(注1)のようなサービスは「個人間の為替業務」とみなされ、銀行免許が必要となり、来年に予定されている「資金決済法」により初めて、銀行以外の法人にも開放される業務であるからだ。そして、それをクリアしても、“チャージバック”を含めた保守的なクレジットカード会社の壁がある。
Squareのサービスは、利便性は分かっているけど、できないサービスだったのだ。しかし、それが、Twitter創業者というセレブが関与し、資金が付くことで、VisaやMasterなどのカード機構の支援を受け、エレガントな形で実現できてしまうという点は、米国ベンチャーの実現する力に感服せざるを得ない。
日本での展開
では、Squareが今後、日本に進出して、日本の決済市場の勢力を一変させるのかといえば、そこには、いまだ困難な面も存在している。
Squareのサービスは、いわゆる決済端末の「ロングテール」ソリューションだからである。規模のあるクレジットカード利用店舗では、まず第一に、店舗のPOSと端末が連動していることが多い。つまり、iPhoneなど、余計な端末を利用したくはないのだ。また、大規模業者であれば、カード会社から提示された低い利用料率で囲い込みが行われる。そのため、おそらく既存の決済網とは棲み分けが行われることになる。
Squareに特に高いニーズがあるのは
・個人、小規模事業者にある程度高い料率でカード決済を提供するニーズ
・既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ
・中小向けの売り上げ管理システム自体をASP提供しカード決済端末をシンクライアント化するニーズ
の3つの領域だが、ロングテールの話で象徴されるように、潜在マーケットは大きい。だが一方、実は、当面の主力収益源は「既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ」、いわゆるグレー系ビジネスである。特に、日本での展開では、既存カード会社からの攻撃を含め、クローズアップされることになるだろう。Squareが高い資本力で、はじめから、ロングテールのみに依存するのか、グレーで収益力を稼ぎながら拡大する手法をとるのか、展開が楽しみ。
(注1)PayPalの個人間送金の場合、まず、クレジットカードからPayPalアカウントへの電子マネーのチャージという形式をとり、次に、PayPalアカウント間の資金の送金という形式を踏む。通常のクレジットカード払いは、支払いの原因となる取引そのものの正当性がカード会社の保護対象となる。しかし、PayPalでは、基本、その保護対象の取引は、「チャージ」の段階で終了しているため、その後の「送金」には保護は及ばない。「送金」に関していえば、もともと商人間の取引の安全性から、送金相手が悪人か善人かを保証責任を送金業者は追わない。送金後のサービス提供はあくまで当事者同士にゆだねられているのである。ただし、PayPalにおいても、PayPal自体の信頼性維持のため、ギャンブルなどの取引や問題アカウントは排除する方式を取っている。
Squareの基本ビジネスは、製造原価1ドル以下といわれる、マイクロホンジャックに差し込む磁気カードリーダーをiPhoneに差し込んで、クレジット決済サービスを個人間に開放するというもの。Dorsey氏の言及によれば、この磁気カードリーダーは無料で配布する予定らしい。
公表されている資料によればSquareのサービスは、
・加盟店審査がない。カードリーダーは無料で配布され、簡単なサインアップで個人間のカード決済が可能となる
・iPhoneという大量生産される市販の端末に、外付けのデバイスをつけて、決済端末に利用しようとしている
・磁気カードを主体とし接触ICカード読み取り機能がない
Webのビジネス感覚からすれば、当然に思えるが、従来からの事例を知る立場からは画期的なサービス。
実は、市販の携帯電話を用いてカード決済を行うというコンセプト自体は新しいものではない。
Squareが採用していると思われる方式のように、外付けデバイスでカードを読み取った段階で暗号化を行う仕組みはいくつも提案され、実ビジネスにつなげようとする動きも事例として存在してきた。モバイル通信端末は、設置の手間が格段に少なく、端末のコストを大幅に下げればカード決済取扱金額の低い、多くのサービスでカード払いが可能となるからである。しかし、少なくとも国内でのそうした動きは、保守的なカード会社からの抵抗により日の目をみることはなかった。
また、個人間のカード決済はさらに、微妙な話だ。まず、法的な面からいえば、日本では、PayPalのサービスも、現時点、国内展開することができない。PayPal(注1)のようなサービスは「個人間の為替業務」とみなされ、銀行免許が必要となり、来年に予定されている「資金決済法」により初めて、銀行以外の法人にも開放される業務であるからだ。そして、それをクリアしても、“チャージバック”を含めた保守的なクレジットカード会社の壁がある。
Squareのサービスは、利便性は分かっているけど、できないサービスだったのだ。しかし、それが、Twitter創業者というセレブが関与し、資金が付くことで、VisaやMasterなどのカード機構の支援を受け、エレガントな形で実現できてしまうという点は、米国ベンチャーの実現する力に感服せざるを得ない。
日本での展開
では、Squareが今後、日本に進出して、日本の決済市場の勢力を一変させるのかといえば、そこには、いまだ困難な面も存在している。
Squareのサービスは、いわゆる決済端末の「ロングテール」ソリューションだからである。規模のあるクレジットカード利用店舗では、まず第一に、店舗のPOSと端末が連動していることが多い。つまり、iPhoneなど、余計な端末を利用したくはないのだ。また、大規模業者であれば、カード会社から提示された低い利用料率で囲い込みが行われる。そのため、おそらく既存の決済網とは棲み分けが行われることになる。
Squareに特に高いニーズがあるのは
・個人、小規模事業者にある程度高い料率でカード決済を提供するニーズ
・既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ
・中小向けの売り上げ管理システム自体をASP提供しカード決済端末をシンクライアント化するニーズ
の3つの領域だが、ロングテールの話で象徴されるように、潜在マーケットは大きい。だが一方、実は、当面の主力収益源は「既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ」、いわゆるグレー系ビジネスである。特に、日本での展開では、既存カード会社からの攻撃を含め、クローズアップされることになるだろう。Squareが高い資本力で、はじめから、ロングテールのみに依存するのか、グレーで収益力を稼ぎながら拡大する手法をとるのか、展開が楽しみ。
(注1)PayPalの個人間送金の場合、まず、クレジットカードからPayPalアカウントへの電子マネーのチャージという形式をとり、次に、PayPalアカウント間の資金の送金という形式を踏む。通常のクレジットカード払いは、支払いの原因となる取引そのものの正当性がカード会社の保護対象となる。しかし、PayPalでは、基本、その保護対象の取引は、「チャージ」の段階で終了しているため、その後の「送金」には保護は及ばない。「送金」に関していえば、もともと商人間の取引の安全性から、送金相手が悪人か善人かを保証責任を送金業者は追わない。送金後のサービス提供はあくまで当事者同士にゆだねられているのである。ただし、PayPalにおいても、PayPal自体の信頼性維持のため、ギャンブルなどの取引や問題アカウントは排除する方式を取っている。
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