2009年2月27日金曜日

ACCESS、携帯向け電子書籍市場に参入

ACCESSは2月26日、携帯電話向け電子書籍の制作ツール「NetFront Book Builder」と電子書籍ビューア「NetFront Book Viewer」を開発したと発表した。いずれも、auの公式電子書籍モバイルサイト向けに提供され、NetFront Book Builderは、KDDIを通じてコンテンツプロバイダに無償で配布する。

 NetFront Book Builderはウィザード形式を採用し、4つのステップで電子書籍コンテンツを制作可能にするツール。NetFront Book Viewerは、アプリケーション容量を軽量化した電子ブックビューワで、縦書き/横書きの切り替えやショートカット設定、文字サイズの設定などをワンタッチで行える。

 モバイル機器向けの電子書籍制作ツールは、すでにセルシスとボイジャーが提供するBookSurfingソリューションや、シャープのXMDFソリューションなどがあり、市場で普及している。先行する電子書籍開発ツールとの違いについてACCESSは、容易に導入でき、簡単に使える点を挙げ、「電子書籍化のハードルを下げ、書籍の電子化を促す働きかけを進める」(ACCESS広報)としている。

2009年2月25日水曜日

WordPress.comをデストップ編集できる『Bee』 - Flickrも対応

WordPress.comをデストップ編集できる『Bee』

Bee』は「WordPress」のブログサービス版である「WordPress.com」をデスクトップ上で操作することができるブログエディタのAIRアプリケーションです。ブログの編集や閲覧のみではなく、「Flickr」の共有画像ファイルをインポート(アップロードも可能)する機能も備えており、画像を駆使したブログを手軽に作成できる点が特徴。

「Bee」の起動画面から、「WordPress.com」のアカウントを作成できる。まだ「WordPress.com」に登録していない人は、アカウントを取得して専用のブログページを開設しよう
「WordPress.com」のアカウントを取得したら、ブログ名、ブログURL、アカウント、パスワードを入力する
「Bee」トップ画面にて「Create new Post」を選択すると、ブログを編集できる。同じくトップ画面で「Blog about a photo」を選択するとFlickrの画像共有機能が使え、「Browse my blog」を選択すると作成したブログが閲覧できる

ブログの開設から日々の更新、編集まですべてデスクトップ上で行なえ、Flickrの画像ファイルも使えるため、わざわざパソコンのローカルフォルダ内から画像を探すことなく、Flickrにアップロードした写真をすぐにブログに投稿、といった使い方も可能です。趣味でブログを楽しむのもよし、社内コミュニケーションツールとして利用するのもよし、「Bee」は様々なシーンで役立つブログエディタツール。

2009年2月16日月曜日

電源完備のカフェや無線LANの検索サービス

外出中PCを使っている時、PCのバッテリーが切れてしまったためにメールを送れないなどの経験をしたことがある人は、少なくないのではないでしょう。
 カレコミが2月3日に公開した「ハックスペース」は、そんな悩みを解決してくれるサイト。
同サイトでは、都内のターミナル駅周辺を中心にして、電源利用の可能なカフェを検索できる。電源のあるカフェ情報以外にも「ソファ」「無線LAN」「深夜営業」などの条件でカフェを探すこともできる。
 「マクドナルド」「ルノアール」「スターバックス」「モスバーガー」「ミスタードーナッツ」などが掲載。
人気ランキングでは現在「ルノアール」が一番となっている。また、ユーザーが自身で「ハックスペース」を登録することも可能。コメントなども付けることができる。

 ハックスペース同様、外でモバイルPCを利用するユーザーに便利なサイトとしては、pixy.inが運営する「公衆無線LANマップ」がある。このサービスでは、Googleマップ上からホットスポットを検索できる。さらに2008年10月からはBBモバイルポイントにも対応している。
 また、WiFiコミュニティーFONのアクセスポイントを検索する場合は「FON Maps」が便利。

2009年2月4日水曜日

iPhoneがサーバに変身!

iPhoneをWebに存在するサーバ(Cloud NAS)とする「ServersMan@iPhone」
 フリービットは4日、“あらゆるモノをサーバ化”する「パーソナルデータセンター」プロダクトである「ServersMan@iPhone」の提供を開始した。AppleのApp Storeで無償提供となる。ServersManサービスページ「serversman.com」も同日午後8時にオープンする。

 「ServersMan@iPhone」は、わずか5分の作業でiPhone/iPod touchを“パーソナルデータセンター”(自分だけのデータセンター)にすることができる世界初のプロダクトとのこと。“世界一簡単なサーバ構築手順”を実現し、説明書を一切読むことなく、IPv6固定アドレスのiPhone への割り当て、割り当てたIPv6アドレスのルーティング設定、フィルタリング設定、ホスト名の登録(URL作成)などの設定が完了するという。単にデータセンター内にあるサーバにユーザスペースを割り当てるのではなく、実際にiPhone をディスク/Webサーバとしてクラウド上にアサインする。また「serversman.com」とiPhone内のアプリケーションUIでシンプルな操作が可能となる。

 iPhone/iPod touch(第2世代以降/初代は後日対応予定)を持ち運びできるネットワークストレージとして利用することが可能。小規模グループのファイルサーバや、個人のUSBメモリの代わりとして、ケーブルなしでWeb ブラウザやWebDAVクライアントから、iPhone/iPod touch にファイルを転送できる。WiFi/3Gのネットワークに対応し、iPhoneが同一LAN内に無い場合でも、あらゆるネットワークからアクセスが可能となる。

LAN/WANをまたがる場合は、フリービットのEmotion Link 技術により経路がSSLで暗号化され高いセキュリティを確保できる。また「Cloud Switch」機能によって、iPhoneとアクセス元端末のネットワークの相互関係を自動判別し、最適/最速のルーティングを自動設定する(同一LAN同士の場合は、P2Pで接続しLANやWANをまたがる場合は、VPN接続する等)。こうしてiPhoneに保存したデータは、iPhoneで見ることも可能。表示可能なファイル形式は、iWork(Pages、Numbers、Keynote)、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)、PDF、HTML、ソースコード(Javascript, XML,CSS)、ログ、動画、オーディオ、画像など。

 またWebサーバとして、「serversman.net/iPhone名/」であらゆる端末から自分のiPhoneにアクセスできる。「public_html」フォルダにWebブラウザ/WebDAVクライアントから、ファイルを入れ、Webサーバオプションを「ON」にするだけで機能する。そのほか、GPS機能、写真機能、マイクなどを利用してマッシュアップに参加させることも可能。フリービットでは今後iPhone以外のデバイスにおいてもServersMan 製品を展開予定。