2009年12月29日火曜日

PayPal、GMO-PGとの提携により2万店に向けてSaaS提供可能に

GMOインターネットグループで非対面クレジットカード等の決済事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は28日、「PayPal決済サービス」の提供を開始した。

GMO-PGのSaaS型「PGマルチペイメントサービス」において、新たな決済手段としてPayPalに対応する。これによりPayPal社は、GMO-PGの提供する決済サービスの約2万加盟店にPayPalの一斉提供が可能となる。PayPalは、現在24通貨に対応し、日本を含む約190の国と地域で利用されている。2008年の総取扱高は600億ドル(約6兆円)で、世界のEC市場の約9%を占める。

「PGマルチペイメントサービス」は決済フレームワークベースとしたSaaS型サービス。EC事業者は必要な決済手段を選択していつでも導入・追加でき、1つのWeb画面で全決済を処理・管理できるので、「PayPal決済サービス」も国内の決済手段と同様に簡単に導入、運用することが可能となる。

GMO-PGでは、少額課金が必要なサービス・コンテンツ・ソーシャルアプリケーションの提供事業者、海外需要の大きいアニメゲーム関連等のデジタルコンテンツの販売事業者、海外販売比率の高い各種物販事業者などを主な利用者として想定している。

2009年12月24日木曜日

Twitter創業者の新事業「Square」の衝撃

Twitter創業者のJack Dorsey(http://twitter.com/jack)の新事業「Square」(http://squareup.com/、http://twitter.com/Square)が発表された。

Squareの基本ビジネスは、製造原価1ドル以下といわれる、マイクロホンジャックに差し込む磁気カードリーダーをiPhoneに差し込んで、クレジット決済サービスを個人間に開放するというもの。Dorsey氏の言及によれば、この磁気カードリーダーは無料で配布する予定らしい。

公表されている資料によればSquareのサービスは、
・加盟店審査がない。カードリーダーは無料で配布され、簡単なサインアップで個人間のカード決済が可能となる
・iPhoneという大量生産される市販の端末に、外付けのデバイスをつけて、決済端末に利用しようとしている
・磁気カードを主体とし接触ICカード読み取り機能がない
Webのビジネス感覚からすれば、当然に思えるが、従来からの事例を知る立場からは画期的なサービス。

実は、市販の携帯電話を用いてカード決済を行うというコンセプト自体は新しいものではない。
Squareが採用していると思われる方式のように、外付けデバイスでカードを読み取った段階で暗号化を行う仕組みはいくつも提案され、実ビジネスにつなげようとする動きも事例として存在してきた。モバイル通信端末は、設置の手間が格段に少なく、端末のコストを大幅に下げればカード決済取扱金額の低い、多くのサービスでカード払いが可能となるからである。しかし、少なくとも国内でのそうした動きは、保守的なカード会社からの抵抗により日の目をみることはなかった。

 また、個人間のカード決済はさらに、微妙な話だ。まず、法的な面からいえば、日本では、PayPalのサービスも、現時点、国内展開することができない。PayPal(注1)のようなサービスは「個人間の為替業務」とみなされ、銀行免許が必要となり、来年に予定されている「資金決済法」により初めて、銀行以外の法人にも開放される業務であるからだ。そして、それをクリアしても、“チャージバック”を含めた保守的なクレジットカード会社の壁がある。

Squareのサービスは、利便性は分かっているけど、できないサービスだったのだ。しかし、それが、Twitter創業者というセレブが関与し、資金が付くことで、VisaやMasterなどのカード機構の支援を受け、エレガントな形で実現できてしまうという点は、米国ベンチャーの実現する力に感服せざるを得ない。


日本での展開

では、Squareが今後、日本に進出して、日本の決済市場の勢力を一変させるのかといえば、そこには、いまだ困難な面も存在している。

Squareのサービスは、いわゆる決済端末の「ロングテール」ソリューションだからである。規模のあるクレジットカード利用店舗では、まず第一に、店舗のPOSと端末が連動していることが多い。つまり、iPhoneなど、余計な端末を利用したくはないのだ。また、大規模業者であれば、カード会社から提示された低い利用料率で囲い込みが行われる。そのため、おそらく既存の決済網とは棲み分けが行われることになる。

 
Squareに特に高いニーズがあるのは
・個人、小規模事業者にある程度高い料率でカード決済を提供するニーズ
・既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ
・中小向けの売り上げ管理システム自体をASP提供しカード決済端末をシンクライアント化するニーズ
 
 の3つの領域だが、ロングテールの話で象徴されるように、潜在マーケットは大きい。だが一方、実は、当面の主力収益源は「既存のカード店舗審査では通らないタイプのビジネスニーズ」、いわゆるグレー系ビジネスである。特に、日本での展開では、既存カード会社からの攻撃を含め、クローズアップされることになるだろう。Squareが高い資本力で、はじめから、ロングテールのみに依存するのか、グレーで収益力を稼ぎながら拡大する手法をとるのか、展開が楽しみ。
 
(注1)PayPalの個人間送金の場合、まず、クレジットカードからPayPalアカウントへの電子マネーのチャージという形式をとり、次に、PayPalアカウント間の資金の送金という形式を踏む。通常のクレジットカード払いは、支払いの原因となる取引そのものの正当性がカード会社の保護対象となる。しかし、PayPalでは、基本、その保護対象の取引は、「チャージ」の段階で終了しているため、その後の「送金」には保護は及ばない。「送金」に関していえば、もともと商人間の取引の安全性から、送金相手が悪人か善人かを保証責任を送金業者は追わない。送金後のサービス提供はあくまで当事者同士にゆだねられているのである。ただし、PayPalにおいても、PayPal自体の信頼性維持のため、ギャンブルなどの取引や問題アカウントは排除する方式を取っている。

2009年12月22日火曜日

サイバード、携帯電話向けサービス「Twittmail β版」

サイバードグループでモバイル事業を手がけるサイバード(本社:東京都港区、代表取締役社長 川田敦昭)は、全世界で1億人以上の利用者を擁する世界最大のマイクロブログサービス「Twitter」を日本のケータイユーザーが慣れ親しんでいるケータイメールで、もっと簡単・便利に・楽しく利用できるモバイルツール『Twittmail(ツイットメール)』β版を2009年12月22日より「iモード」「EZweb」「Yahoo!ケータイ」向けに提供開始。

 URL:http://twittmail.jp(ケータイ・PC共通URL)
※『Twittmail(ツイットメール)』は、特許出願中(2009年12月21日現在)

 いよいよ提供開始となる『Twittmail(ツイットメール)』は、PC・モバイルWeb上の「Twitter」へアクセスしなくても、フォローイングユーザーの“つぶやき(tweet)”や“ダイレクトメッセージ”等をユーザーのケータイメールに送信し、ユーザーが見たい情報を今スグ受け取ることを実現するサービスです。しかもTwitterのAPIを利用しているサービスであるため、ユーザーは既に取得済みのTwitterアカウントで本サービスを利用することが可能です。もちろん、ケータイで『Twittmail(ツイットメール)』の新規アカウントを作成し、利用することも出来ます。尚、『Twittmail(ツイットメール)』のユーザー登録は、ケータイからでもPCからでも可能です。

 ケータイで受信したつぶやき(Tweet)に、ケータイで直接返信することができる本サービスは、ケータイメールに慣れ親しんだ日本人ユーザーに高い親和性を持つサービスとなっています。また、『Twittmail(ツイットメール)』サイトのパブリックタイムラインなどの機能を利用して著名人を探し出し、つぶやき(tweet)をケータイメールで受け取り、ケータイメールで返信したりすることで、あたかも憧れの著名人とケータイメールのやり取りをしているような気分を味わうことが出来ます。

 今後当社は、『Twittmail(ツイットメール)』β版に様々な便利機能を追加・拡充していくことで、多くのケータイユーザーに楽しんでいただけるサービスを目指します。

◎『Twittmail(ツイットメール)』β版の魅力とは

(1)Twitterに投稿されるつぶやき(tweet)をケータイメールで受信できる!

 受信のタイミングは、“リアルタイム”・“指定時間毎”・“配信時間帯”・“つぶやき(tweet)数毎”で自由に設定可、また、受信したいフォローイングユーザーを指定することが可能

(2)ダイレクトメッセージやメンションをケータイメールでリアルタイム受信できる!

 非公開のダイレクトメッセージや公開メッセージであるメンションをリアルタイムで受信可能

(3)ケータイ受信メールからつぶやき(tweet)を書き込んだ人に直接返信できる!

◎『Twittmail(ツイットメール)サイト』とは?

(1)<Word trend>:人気ワード

 GoogletrendとTwitter内で話題沸騰中のワードを含むつぶやき(tweet)をリスト化し、今話題の情報をいち早くキャッチ出来る

(2)<Frends>:自分と友達とのタイムライン

 自分とフォローイングユーザーのタイムラインを時系列で表示

(3)<Public>:パブリックタイムライン

 あらゆるユーザーのタイムラインが時系列で表示

 面白いフォローイングユーザーが新たに発掘を出来るかも!?

◎今後続々追加予定の機能を一部ご紹介

(1)<User trend>:人気ユーザー

 多くのフォロワーがいる人気ユーザーをリストアップ

(2)<Between>:人気の会話

 特定のユーザー2人が交わす会話を追うことが出来る

(3)<Pict post>:画像投稿

 ケータイメールから写メなどをTwitterと提携した画像ストレージサイトに投稿が出来る

(4)<Location>:近い場所

 ケータイのGPS機能や位置情報サービス機能などと連携し、近い場所にいるユーザーが検索出来る

(5)<Retweet>:引用

 他のユーザーのつぶやき(tweet)が引用出来る

(6)<Hash tag>:ハッシュタグ検索

 特定のハッシュタグが検索出来る
※・・・・etc順次便利機能を拡充していく予定

2009年12月18日金曜日

ASUS、タッチパネル液晶を搭載したSkype対応テレビ電話「ASUS Videophone Touch」

ASUSTeKは、Skype通話専用のテレビ電話「ASUS Videophone Touch」を発売する。

AiGuru SV1T ASUSTeKは12月18日、Skype通話専用のテレビ電話「ASUS Videophone Touch」(型番:AiGuru SV1T)を発表、12月19日より販売を開始する。価格は3万800円。

 AiGuru SV1Tは、Skypeの利用により無料通話を実現するインターネットテレビ電話。ディスプレイはタッチパネル機能を搭載した800×480ドット表示対応7型ワイド液晶を内蔵、カメラは30万画素Webカメラを備えている。

 接続インタフェースは10/100BASE-TXおよびIEEE802.11b/gを装備。本体にはバッテリーも内蔵しており、一時的にACアダプタを抜いて利用することも可能だ。バッテリー駆動時間は通話時で約20分。本体サイズは123(幅)×202(奥行き)×253(高さ)ミリ、重量は1.6キロ。

2009年8月28日金曜日

アイ・オー、USBデータカード用のWi-Fi対応ルータ

アイ・オー・データ機器は、USBデータカード用となるWi-Fi対応ルータ「DCR-G54/U」を発表、9月中旬より出荷する。価格は1万400円。


 DCR-G54/Uは、モバイル向きのUSBデータカードを挿入することで、Wi-Fiによる無線LANアクセスポイントを構築できる無線LANルータ。データカード経由でネットワーク接続を行えるため、回線工事などを行うことなく手軽に利用することが可能。
データカードを自動判別する“オート判別機能”を搭載。EMOBILE製「D31HW」、WILLCOM製「HX003ZT」など最新のUSBデータカードにも対応する。

 無線LAN接続はIEEE802.11b/gに対応。また10/100BASE-TX対応の有線LANポート×2も搭載した。本体サイズは125.1(幅)×97.6(奥行き)×26.6(高さ)ミリ、重量は約130グラム。

 また、DCR-G54/Uおよび「WMX-GW02A」で利用可能なモバイルバッテリー「BA-BOX/AA8」も10月中旬より出荷される。単三形乾電池8本でDCR-G54/U/WMX-GW02Aを動作可能とするアダプタで、ニッケル水素電池/アルカリ乾電池にも対応。価格は2100円。

2009年8月25日火曜日

iPhoneで動いている音楽アプリ

既にiPhoneで動いているPandora、Slacker、AOL Radioimeem、Sirius XMなどのストリーミング音楽アプリ。ランダムに選曲された曲をラジオっぽく聴くことしかできない。同種のサービスにSpotifyがあり、こちらも音楽ストリーミング用iPhoneアプリの承認を待っているところ。

2009年6月25日木曜日

Google、携帯サイトに検索ボックスを表示できる「AdSense for mobile search」立ち上げ

携帯キャリアやWebサイトオーナーは、Google検索ボックスを携帯サイトに組み込むことで、AdSense広告収益を得られるようになる。

 米Googleは2月10日、携帯サイト向けGoogle AdSenseの新サービス「AdSense for mobile search」を発表した。携帯キャリアやWebサイトオーナーは、Googleの検索ボックスを携帯向けWebサイトに組み込むことで、AdSense広告収益の分配を得ることができる。

 AdSense for mobile searchでは、これまでPC向けサイト向けに提供されてきたカスタム検索と同様、携帯向けの自社サイトにGoogle検索ボックスを組み込める。検索結果はGoogleのページに表示されるが、そのページには検索ボックスを組み込んだ企業のロゴと企業のページに戻るリンクが表示され、表示されるAdSense広告の収益が企業に分配される。

 Googleは2007年9月から、携帯向けサイトにコンテンツ連動型広告を掲載可能にする「AdSense for mobile contents」を提供している。

Google、携帯アプリ向けAdSenseをβ公開

 米Googleは6月24日、モバイルアプリにAdSense広告を配信する「AdSense for Mobile Applications」のβ版を立ち上げた。

 広告主はこのサービスを利用して、iPhoneアプリやAndroidアプリにコンテンツ連動型のテキスト広告、画像広告を表示できる。アプリケーション開発者は自分のアプリに表示された広告から広告収入を得られる。

2009年5月29日金曜日

イー・モバイルを活用した“どこでもアクセスポイント


ネットインデックスが開発したモバイルブロードバンドアクセスポイント「クティオ」を発表した。

 クティオは、イー・モバイルが提供する第3.5世代携帯電話の高速モバイルデータ通信端末「D02HW」「D01NX II」に対応した、バッテリー駆動で小型軽量な無線LANルータ。単体購入価格は1万9740円。

これまでは公衆無線LANの圏内などに限られていたブロードバンドの無線LAN環境を、常に携帯可能になるという。各種Wi-Fi対応機器に接続して、高速で快適なモバイルインターネットを楽しめるとのことだ。

2009年3月22日日曜日

喉の振動を音声に変換する声帯マイク式のハンズフリーヘッドホン

 サンワサプライは同社直販サイト「サンワダイレクト」にて19日、喉の振動を音声に変換する声帯マイク式ハンズフリーヘッドホン「400-HS012」を発売した。価格は3,980円。

 同製品は、喉の振動をキャッチして音声に変換する声帯マイク式を採用。マイク部を首に装着することで密着している部分の振動を拾い、周囲の音を拾わない。携帯電話で使用する際、話し相手に聞き取りやすいハンズフリーヘッドホン。

 イヤホン部は密閉型のカナル型イヤホンを採用しており、周囲の音に遮られることなく相手の声を聞き取りやすくする。また、通話のON/OFFなどの操作をボタン1つで行うことができる。

 イヤホン部のおもな仕様として、インピーダンスは32Ω±15%、周波数範囲は20~16,000Hz、感度は112±3dB、定格入力は10mW、最大出力は60mW。マイク部のおもな仕様として、インピーダンスは10,000Ω、周波数範囲は80~10,000Hz、感度は-58±2dB。

 ケーブル長は、イヤホン部とスイッチが270mm、マイク部とスイッチが260mm、スイッチと携帯電話コネクタが1,150mm。重さは25g。

2009年3月17日火曜日

半年で5億本!バカ売れ「iPod touch」ゲーム

「iPod touch」はiPodが“音楽の聞き方”を変えてしまったように、“ゲームの遊び方”を変えてしまう可能性を持つ。

新感覚! ゲーム機を傾けてキャラを操作
これさえ持っていれば100種類以上のゲームを持ち歩くことが可能となり、よりライトな感覚でゲームを楽しめる。

「iPod touch」が支持を集める要因は2つ挙げられる。
1つは安価な値段設定。「iTunes Store」内でゲームアプリを販売する「App Store」では、無料から1000円代のモノまで、様々なゲームアプリが揃う。従来のゲーム機と異なり、ソフトをダウンロードで手に入れるのでカートリッジなどが不要。他機種で発売された同タイトルのゲームでも、低価格で販売が可能となる。

もう1つは、世界中から集まる“新しいゲームの才能たち”だ。日本人が個人で開発した「ギターのアプリ」が3500万円以上を売り上げ、シンガポールでは人気の「お絵かきアプリ」を開発した9歳の天才少年がニュースになるなど、従来の枠にとらわれない個人の活躍が話題を呼んでいる。 ゲームの開発者側からすれば、販売許可などの手続きをAppleが受け持ってくれる点も、手間がかからずにすみ好都合。個人が開発した新感覚ゲームが、世界中でバカ売れする“iPodドリーム”も実現可能なのだ! 操作性の点では、画面への直接タッチのみならず、機体を横に傾けることで遊ぶゲームや、機体を前に倒すことでスピードアップするレースゲームなど、今までのゲームにはない遊び方も実現。この可能性に目を付けたスクウェア・エニックスやハドソンなどの大手ゲームメーカーも「iPod touch」向けのゲームアプリの開発に本腰を入れるとか。

現在「iPod touch」用のゲームアプリを購入できるのは、「iTunes Store」内にある「App Store」。
ストア内にはDSやPSPを上回る約3500種類以上のゲームが揃い、全世界で5億本を超えるダウンロードを誇る。08年7月に販売を開始して以来の数字であり、単純な比較はできないが、3億ダウンロードを超えるのに2年近くかかった楽曲に比べ、驚異的なペースだという。

DSやPSPに殴り込みをかける形で登場したゲームアプリ大充実の「iPod touch」。ちなみタッチパネル対応のiPhoneでもゲームはプレイ可能だ。現在実質0円で購入できるというiPhoneの普及もあり、今後ますますライトなゲームユーザー層からの支持を集めそう。 「iPod touch」は遊びたいゲームを音楽感覚で気軽に選び、大量に持ち運びを可能にする。充実の一途をたどる今後から目が離せない!

2009年3月16日月曜日

「Twitter」のトレンドを監視し、分析するツールのベータ版をリリース

Microsoftの主要なPR会社であるWaggener Edstromは、「Twitter」のトレンドを監視し、分析するツールのベータ版をリリースした。

Microsoftの主要なPR会社であるWaggener Edstromのメンバーと同様、最近ではますます多くのMicrosoft関係者も「Twitter」を使っている。
 多くのIT関係PR企業と同様に、WaggEdもまた、その最大のクライアントに関係するTwitterのトレンドを熱心に注視している。米国時間3月11日、WaggEdは「tweet」を単に監視する以上の領域に入った。同社はこれを監視、分析するソフトウェアツールのベータ版を導入したのである。
 「twendz」と称するこの新しいtweet分析ツールは、どの利害関係者も無料で入手することができる。

WaggEd関係者は、本ツールを社内で利用して新進のトレンドを追跡している。Waggsはまたtwendzを「多様なMicrosoftのクライアント」とも共有していると同社の広報担当者は述べた。

WaggEdの広報担当者によれば、
 「twendzではtwitterサーチにリアルタイムの感情分析を合体させた。twendzは会話が進むにつれて効果的に特定の話題や製品、ブランドに対する態度や感情を法則化する。したがって例えば、twitterの最新のトップトレンドは新しいiPod Shuffleの話題である。Twendzは新しいiPodのことを人々がどのように感じているかを伝え、またそのような感情や態度を時間の経過とともに要約することができるのだ。」
 twendzは、Narrative Network SMと称するメディアマッピングと分析サービスも開発したWaggEdの測定監視チームにより開発された。同チームは「さらに多くの特徴、機能、そしていっそう深い能力を備え、わが監視測定ツールファミリーのひとつとして有料で提供する」追加バージョンを開発中であると、同広報担当者は述べている。

2009年2月27日金曜日

ACCESS、携帯向け電子書籍市場に参入

ACCESSは2月26日、携帯電話向け電子書籍の制作ツール「NetFront Book Builder」と電子書籍ビューア「NetFront Book Viewer」を開発したと発表した。いずれも、auの公式電子書籍モバイルサイト向けに提供され、NetFront Book Builderは、KDDIを通じてコンテンツプロバイダに無償で配布する。

 NetFront Book Builderはウィザード形式を採用し、4つのステップで電子書籍コンテンツを制作可能にするツール。NetFront Book Viewerは、アプリケーション容量を軽量化した電子ブックビューワで、縦書き/横書きの切り替えやショートカット設定、文字サイズの設定などをワンタッチで行える。

 モバイル機器向けの電子書籍制作ツールは、すでにセルシスとボイジャーが提供するBookSurfingソリューションや、シャープのXMDFソリューションなどがあり、市場で普及している。先行する電子書籍開発ツールとの違いについてACCESSは、容易に導入でき、簡単に使える点を挙げ、「電子書籍化のハードルを下げ、書籍の電子化を促す働きかけを進める」(ACCESS広報)としている。

2009年2月25日水曜日

WordPress.comをデストップ編集できる『Bee』 - Flickrも対応

WordPress.comをデストップ編集できる『Bee』

Bee』は「WordPress」のブログサービス版である「WordPress.com」をデスクトップ上で操作することができるブログエディタのAIRアプリケーションです。ブログの編集や閲覧のみではなく、「Flickr」の共有画像ファイルをインポート(アップロードも可能)する機能も備えており、画像を駆使したブログを手軽に作成できる点が特徴。

「Bee」の起動画面から、「WordPress.com」のアカウントを作成できる。まだ「WordPress.com」に登録していない人は、アカウントを取得して専用のブログページを開設しよう
「WordPress.com」のアカウントを取得したら、ブログ名、ブログURL、アカウント、パスワードを入力する
「Bee」トップ画面にて「Create new Post」を選択すると、ブログを編集できる。同じくトップ画面で「Blog about a photo」を選択するとFlickrの画像共有機能が使え、「Browse my blog」を選択すると作成したブログが閲覧できる

ブログの開設から日々の更新、編集まですべてデスクトップ上で行なえ、Flickrの画像ファイルも使えるため、わざわざパソコンのローカルフォルダ内から画像を探すことなく、Flickrにアップロードした写真をすぐにブログに投稿、といった使い方も可能です。趣味でブログを楽しむのもよし、社内コミュニケーションツールとして利用するのもよし、「Bee」は様々なシーンで役立つブログエディタツール。

2009年2月16日月曜日

電源完備のカフェや無線LANの検索サービス

外出中PCを使っている時、PCのバッテリーが切れてしまったためにメールを送れないなどの経験をしたことがある人は、少なくないのではないでしょう。
 カレコミが2月3日に公開した「ハックスペース」は、そんな悩みを解決してくれるサイト。
同サイトでは、都内のターミナル駅周辺を中心にして、電源利用の可能なカフェを検索できる。電源のあるカフェ情報以外にも「ソファ」「無線LAN」「深夜営業」などの条件でカフェを探すこともできる。
 「マクドナルド」「ルノアール」「スターバックス」「モスバーガー」「ミスタードーナッツ」などが掲載。
人気ランキングでは現在「ルノアール」が一番となっている。また、ユーザーが自身で「ハックスペース」を登録することも可能。コメントなども付けることができる。

 ハックスペース同様、外でモバイルPCを利用するユーザーに便利なサイトとしては、pixy.inが運営する「公衆無線LANマップ」がある。このサービスでは、Googleマップ上からホットスポットを検索できる。さらに2008年10月からはBBモバイルポイントにも対応している。
 また、WiFiコミュニティーFONのアクセスポイントを検索する場合は「FON Maps」が便利。

2009年2月4日水曜日

iPhoneがサーバに変身!

iPhoneをWebに存在するサーバ(Cloud NAS)とする「ServersMan@iPhone」
 フリービットは4日、“あらゆるモノをサーバ化”する「パーソナルデータセンター」プロダクトである「ServersMan@iPhone」の提供を開始した。AppleのApp Storeで無償提供となる。ServersManサービスページ「serversman.com」も同日午後8時にオープンする。

 「ServersMan@iPhone」は、わずか5分の作業でiPhone/iPod touchを“パーソナルデータセンター”(自分だけのデータセンター)にすることができる世界初のプロダクトとのこと。“世界一簡単なサーバ構築手順”を実現し、説明書を一切読むことなく、IPv6固定アドレスのiPhone への割り当て、割り当てたIPv6アドレスのルーティング設定、フィルタリング設定、ホスト名の登録(URL作成)などの設定が完了するという。単にデータセンター内にあるサーバにユーザスペースを割り当てるのではなく、実際にiPhone をディスク/Webサーバとしてクラウド上にアサインする。また「serversman.com」とiPhone内のアプリケーションUIでシンプルな操作が可能となる。

 iPhone/iPod touch(第2世代以降/初代は後日対応予定)を持ち運びできるネットワークストレージとして利用することが可能。小規模グループのファイルサーバや、個人のUSBメモリの代わりとして、ケーブルなしでWeb ブラウザやWebDAVクライアントから、iPhone/iPod touch にファイルを転送できる。WiFi/3Gのネットワークに対応し、iPhoneが同一LAN内に無い場合でも、あらゆるネットワークからアクセスが可能となる。

LAN/WANをまたがる場合は、フリービットのEmotion Link 技術により経路がSSLで暗号化され高いセキュリティを確保できる。また「Cloud Switch」機能によって、iPhoneとアクセス元端末のネットワークの相互関係を自動判別し、最適/最速のルーティングを自動設定する(同一LAN同士の場合は、P2Pで接続しLANやWANをまたがる場合は、VPN接続する等)。こうしてiPhoneに保存したデータは、iPhoneで見ることも可能。表示可能なファイル形式は、iWork(Pages、Numbers、Keynote)、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)、PDF、HTML、ソースコード(Javascript, XML,CSS)、ログ、動画、オーディオ、画像など。

 またWebサーバとして、「serversman.net/iPhone名/」であらゆる端末から自分のiPhoneにアクセスできる。「public_html」フォルダにWebブラウザ/WebDAVクライアントから、ファイルを入れ、Webサーバオプションを「ON」にするだけで機能する。そのほか、GPS機能、写真機能、マイクなどを利用してマッシュアップに参加させることも可能。フリービットでは今後iPhone以外のデバイスにおいてもServersMan 製品を展開予定。